小児歯科について②

乳歯は通常2歳半位になりますと、ほぼ全部生えそろって、その本数は全部で20本になります。乳歯は非常にむし歯になり易いので、その予防がとても大切であると同時に、大変です。予防の手段として、月並みではありますが、第1に、毎食後の歯磨きです。

フッ素やキシリトールの入った歯磨剤を使われることは、より効果的だと思います。第2には、食生活の工夫です。具体的には、甘いものやジュース、スポーツドリンクなどをだらだら与えないことです。できるだけ、時間を決めて与えてください。また、夜寝る前や夜間の飲食は厳禁です。就寝前に歯を磨いたら、甘味料の入った飲食物は避けてください。また、キシリトールやCPP-ACP(リカルデントTM)入りの飲食物を食生活の中で取り入れることは、有効な虫歯予防法かもしれません。第3には、3~4ヶ月毎の定期健診と、フッ素塗布やフッ素洗口などの予防処置です。
ごく初期の虫歯であれば、場合によっては、3~4ヶ月毎の定期健診による経過観察で済むかもしれません。また、軽度であれば、子供さんにそれほど苦痛も与えず、治療も簡単で通院回数も少なく済むでしょう。

虫歯にならないことが一番ですが、それでも虫歯になってしまったら、すぐに歯医者さんへ行きましょう。
軽度の虫歯も乳歯は短時間で急速に進行します。
皆様が子供さんの歯に大きな穴があいているのに気がついたり、夜間に痛がって泣いたりし始めた時は、かなり重症化している証拠です。

虫歯の治療はやはり子供さんにとって、怖いことですし、進行した虫歯ほど苦痛も多く、治療回数もかかります。虫歯を放置すれば、あとから生えてくる永久歯も虫歯になり易い環境におかれることになりますし、永久歯の歯並びにも悪影響を及ぼすことがあります。
そして、治療が遅れ、虫歯が進行すれば、ものを食べるのにも不便で、偏食の原因のにもなりますし、歯の神経が死んで、根に膿がたまった状態になれば、腫れて痛くなったり、全身的にも悪影響を及ぼすことがあるのです。乳歯の虫歯は、はじめが肝心。「予防と定期健診」「早期発見、早期治療」で歯を守っていきましょう。