フッ素を使った虫歯予防法について①

フッ素がムシ歯予防に効果があることは、何となくテレビや日常会話のなかで御存知だと思います。しかし、フッ素入りの歯みがき剤だけを使い続けていたとしても、100%ムシ歯が防ぎきれないことも経験的に御存知だと思います。実は、フッ素だけで100%ムシ歯は防げませんが、それを上手に利用しないと、ますますフッ素の効果を落としてしまいます。今回はフッ素を使って行っている、あるいはおすすめしているムシ歯予防法を御紹介します。

 

まず歯科医院でよく行われている、フッ素を使ったムシ歯予防法は、フッ素歯面塗布法です。川口市の1歳半・3歳児の歯科健診で、赤や緑のラインのはいった無料券を配布されたお母さんがたは大勢いらっしゃると思います。フッ素歯面塗布法は、読んで字の如く、フッ素を歯の表面に塗って、ムシ歯を予防しようという方法です。ただ、フッ素入り歯みがき剤でもふれましたが、フッ素歯面塗布法だけでも、100%ムシ歯を防ぐことは不可能です。予防効果で言えば約40%の予防効果といわれています。具体的に言えば、何もしなくて10本ムシ歯になるとすれば、約4本が予防できると言う予防効果です。残り6本分については、他の何らかの予防方法を併用する必要があるわけです。また、フッ素の種類、濃さ、塗布方法、回数、もいろいろあって効果もさまざまですが、最高で約40%位です。実験データや効果も様々で期間も短く、さらに新しい実験が少ないので決定的なフッ素歯面塗布法はないと思います。

ただ、乳歯も永久歯も萌えたばかりのほうが効果が高いようです。また、長く続ければより効果が高く、できれば乳歯の萌えはじめから中学卒業くらいまで続けてほしいと思います。

次回、フッ素歯面塗布法について詳しく御説明します。