酸蝕症について(Ⅱ)

今年の7月に、コラムで酸蝕症について、私見を述べましたが、医療現場での混乱が続いているということで、歯科医療の専門誌「歯界展望10月号」に、「酸蝕症とブラッシングー食後30分間、ブラッシングを避けることの是非」という見出しで、討論が掲載されました。


結論から言えば、酸蝕症の原因となる食品(酸性飲食物)を摂取した場合に限っては、摂取直後のブラッシングを避けるということであり、30分という時間も、便宣的なものであって、根拠が弱い(根拠はあるのですが、決定的なものではない。)ということです。
従って、通常の食事については従来通り、食事直後のブラッシングで良いということです。また、酸性飲食物摂取直後に、フッ化物洗口、あるいは、お茶や水道水による洗口を勧める事に説得力がある。と結論づけられています。また、酸性飲食物の頻度を減らすことも、一法であるとしています。当然ですが。
手前味噌ですが、前回の「酸蝕症について」で述べました様に、酸性飲食物摂取後は、水やお湯で口を漱ぐか、糖分や酸の入っていないお茶の様なものを飲めば、特に30分待たなくても、ブラッシングして良いということになります。