受動喫煙について

東京オリンピック・パラリンピックを前に、公共の場においての禁煙論争がなされています。
国会でも論議され、煙草農家の保護などというような名目で禁煙の場を狭めようとする国会議員もいる様です。

10年以上も前に、WHOが、同一建物内での分煙は効果がなく、全面禁煙しかないと言うなか、国会議事堂内には、喫煙室があるとか?
5月31日は「世界禁煙デー」で、毎月22日は、「禁煙の日」だそうです。

5月7日付朝日新聞の記事によれば、厚労省は、2014年度の推計で、受動喫煙による医療費が、3233億円。喫煙者の医療費が1兆1669億円に上ると発表したそうです。両者を合わせると1兆5000億円弱となります。煙草による税収が約2兆円だそうですが、これを単純に5000億円のプラスだと喜ぶ人は、誰もいないと思います。
実際、アメリカは医療費が高額なため、受動喫煙による医療費は煙草の税収よりずっと多額の様です。

歯科の立場で言えば、喫煙は口腔癌の原因であり、歯周病を悪化させ、治癒を遅らせると言われています。
さらに喫煙は、歯肉を黒ずませる(メラニン色素の沈着)と言われています。岡山大学の調査によると、家族に喫煙者がいると、子供の歯肉も黒ずんでいるケースが多いそうです。子供は、放射線や薬・化学物質に対して感受性が高く、その一例ではないかと思います。
受動喫煙の害はよく知られていますから、家族、特に子供さん、恋人、同僚の為にも、是非禁煙をおすすめします。