酸蝕症について(Ⅲ)

先日、民放テレビの朝の情報番組?で、「酸蝕症」と「食後30分以内に歯磨きはしないほうが良い。」といった内容の放送があって、「またか!」という思いにかられてしまいました。
終始、テーブルに座って見ていた訳ではなく、断片的な理解かもしれませんが、以前にコラムで述べた様に、某歯科大学の教授が、某民放テレビで、食後30分以内の歯磨きはしないほうが良いと発言して、現場で混乱を招いたため、業界誌上で、各界の専門家が、「間違いである。」とまで言わしめる事態になったことを思い出しました。

そこまで言わなくてもと思ったのですが、もし、興味があれば、私のコラムの「酸蝕症について」(Ⅰ)・(Ⅱ)を読んでいただければと思います。

週刊誌やテレビ、あるいはネット等で、センセーショナルなフレーズだけがひとり歩きする事が多く、某歯科大学教授も、「酸性飲食物摂取直後のブラッシングを避ける。」という意味で発言したと思うのですが、「酸性飲食物の摂取をした場合」という前提条件をカットしたフレーズだけがひとり歩きしてしまった訳です。現場の混乱を受けて、業界誌上で、専門家が、「誤りである。」と言わざるを得ない事態に発展して、いまさらながら、マスコミの影響力の怖さを思い知らされました。