院長の近況報告

 約1年ぶりのコラムです。 何となくコラムを書く気になれませんでした。昨秋、父親が亡くなりました。

長年寝たきりでしたが、満96歳ですから、実質老衰です。 葬式も近い親族だけの家族層でした。涙もなく淡々としたものでした。再就職もせず、父親の介護をしていた実兄(独身)が、介護から解放されて、私がホッとしてしまいました。

 以前、自分のルーツ捜しをしていて、我が家の位牌を調べたことがありました。初代は、1525年~1627年まで、103歳まで生きたことになります。初代の出自が不明ですから、生年月日は「?」です。それから2020年まで約500年(父は13代目)、当地を離れることなく、命を紡いできたことになります。長兄は故人で、娘2人。次兄が実質14代目当主です。

父が96歳。祖母100歳。伯母94歳。曾祖母94歳。当主は代々男系ですが、江戸時代100歳~90歳代の当主が何人もいます。驚いて、歴代の生没年を確認しましたが、年代的にも矛盾がありませんでした。当地を離れたこともなく、お寺も絶えたこともないので、位牌の改竄もなさそうです。

 私自身は三男ですから、高校卒業したら、もう家に戻ることもないと思っていましたから、好きな様に生きてきました。母から糸の切れた凧と言われたこともありましたが、皇室と比べるのも痴がましいのですが、500年続いた男系当主が、次兄と私と私の息子2人の計4人のみになってしまいました。息子2人は実家(私の生家)とはほとんど縁のない生活をしてきましたから、15代目は、発祥の地を離れてしまうだろうと思うと、切ない思いです。